仕事が暇

予定していた業務が急になくなって、仕事が暇になった経験はありませんか?手が空いてしまった時に、何をしたらいいか分からなくて困ってしまう人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、就労移行支援から障害者雇用で就職した人のために、仕事中に手が空いてしまった時の対処法をご紹介します。仕事が暇になって困った経験のある人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

障害者雇用の仕事量は控え目?

障害者雇用の場合、一人一人の体力や集中力などを考慮し、負担のないボリュームで業務が割り当てられることが多いです。休憩を挟みながら進めても終えられる量の業務だったり、次の日に回しても差し支えない業務だったり。抱えきれないほどの仕事を任されることはないと言ってよいでしょう。

ですから、その日調子が良くて仕事がサクサク進み、予定していたよりも仕事が早く済むこともありますよね。そんな時、急に暇になってしまうことになるわけです。

仕事が暇になって辛いのはなぜ?

「仕事が暇=余裕があって楽」と思われがちですが、実際に手が空いてしまった人にとってはそんなに楽なものではないようです。中には、むしろ辛さを感じるという人も。

仕事が暇になると辛いと感じる理由は、せっかくの時間がもったいないということがまず挙げられます。やる気はあるのにそれを発揮できないもどかしさや、時間を浪費していることへの罪悪感を感じがちになります。

自分が暇になると、不思議と周りの人が忙しそうに見えてくるものです。忙しい(ように見える)人に「次は何をすればいいですか?」と声を掛けづらい人もいるでしょう。中には、暇なことがばれないように仕事しているふりをしてしまう人もいるのではないでしょうか?

また、仕事が暇な状態が続くと「自分には任せられる仕事がないから暇なんだ」という心理が働いてしまうことがあります。自分が職場の一員として認められていない、否定されたような気持ちになって、落ち込んでしまうことになるのです。それがきっかけになって、会社を辞めてしまうことにもなりかねません。

手が空いてしまった時の対処法

仕事が暇になることは必ずしも悪いことではありませんが、暇になった時にどう振る舞うかは、職場で円滑に働く上で重要です。

それでは、暇になった時はどうすればいいのでしょうか?ここでは、仕事が暇になった時の対処法をご紹介します。

暇になった時の対処法1:他の人が着手できない業務を引き受ける

普段忙しい職場では、書類整理や備品置き場の片づけのような優先度の低い業務が後回しになりがちです。先輩や上司が「いつかやろうと思いつつできていない」仕事を引き受けるのはひとつのアイデア。積み上げられた書類や雑然とした備品置き場を見たら、「時間がありますので、私が整理しましょうか?」と声をかけてみてはいかがでしょうか。

後回しにされるくらいの業務ですので、期限を気にせずじっくり取り組むことができますよ。しかも、丁寧に仕上げることができれば「なかなか手をつけられなかったから助かった」と感謝してもらえるチャンスです。また、意外と見過ごしがちなオフィス内の加湿器や冷蔵庫、掃除機のお手入れを引き受けるのもおすすめですよ。

暇になった時の対処法2:PC内やデスク周りの整理をする

何となくPCに保存していたデータを整理するのもおすすめです。フォルダを作ったり、二重に作成してしまったファイルを削除したりして、仕事がしやすいように整理していきましょう。

また、紙で保管している書類にインデックスを付けたり、ラベルライターで体裁を整えたりするのも気持ちが新たになっておすすめですよ。

暇になった時の対処法3:今までの業務をマニュアルにまとめる

マニュアル作成を通して、これまで経験した業務を振り返ってみるのはいかがでしょうか。書類作成の訓練になるだけでなく、曖昧だった業務の進め方がクリアになるというメリットもあります。また、今後異動してくる人や新人に使ってもらうこともできますね。

暇でもこれはNG!仕事中にやってはいけないこと

反対に、いくら暇でも仕事中にやってはいけないことがあります。「暇=自由時間」ではありませんので、このポイントはしっかり押さえておきましょう。

NGその1:私用メール・電話

いくら暇とはいえ、職場のPCを使って私用メールをやりとりするのはNGです。また、自分のスマートフォンであっても、勤務時間中は私用メールや電話は避けましょう。職場の人は、見ていないようで意外に見ているものですよ。

NGその2:業務内容に関係のない学習

業務に関係のあるスキルアップ学習なら許容範囲ですが、まったく業務に関係のない学習は考えものです。「転職の準備をしているのでは」といった噂も立ちかねないので、業務と関わりのないテキストや教材を職場へ持ち込むのは避けましょう

NGその3:むやみに退職を考える

「暇だから、この仕事は辞めよう」と、むやみに退職を考えるのももったいないのではないでしょうか。今自分ができる仕事の内容を見直してみましょう。

もしかすると、作業の手順を抜かしていたりチェックを怠っていたために、時間が大きく余ってしまったのかもしれません。終わった作業は必ず見直しすることを徹底すると、手が空くことなく有効に時間を使える可能性もありますね。

縁あって就職した職場ですから、安易に退職を考えずにできることを探してみましょう。見回してみると、ちょっとした気づきがあるかもしれませんよ。また、支援員に相談して、業務内容の見直しを図ってもらうのも良い方法です。安定して長く仕事を続けられるように、考えていきたいものですね。

まとめ

就労移行支援から障害者雇用で就職した人へ向けて、仕事中に手が空いた時の対処法についてご紹介しました。暇な時にどう振る舞うかは、意外にその人の底力が見えるものです。手が空いてしまった人は参考にしてみてくださいね。

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