
就労移行支援での頑張りが実って、晴れて就職が決まった方。おめでとうございます!いよいよ、就労移行支援事業所から職場へと活躍の場を移すことになりますね。しかし、ほっとするのも束の間。内定が決まってから入社日までは、やることが多く意外に慌ただしいものです。
そこで今回は、就労移行支援から障害者雇用で就職が決まった方のために、内定をもらってから入社日までにやることを7つご紹介します。職場の担当者や就労支援員と相談しながら、入社準備を進める参考にしてください。
- やること1:生活リズムを整える
- やること2:自宅を出発する時間・帰る時間を確認する
- やること3:職場までの行き方を確認する
- やること4:通院スケジュールを調整する
- やること5:自分の職業について理解を深める
- やること6:仕事に必要な物を用意する
- やること7:職場へ提出する書類を用意する
やること1:生活リズムを整える

仕事は健康な体が資本。体調と気持ちが安定した状態で、入社日を迎えたいものですね。それには、職場の就業時間に合わせて生活リズムを整えていくのがおすすめです。
起床時間や食事の時間などを毎日少しずつずらして、入社してからも同じリズムで過ごせるように調整していきましょう。もし起床時間が早くなる場合は、その分就寝時間を早くして、睡眠時間が減らないようにします。
また、慣れない職場は精神的にも体力的にも疲れやすいものです。散歩や軽い運動などで、毎日仕事を続けられる体力をつけておきましょう。仕事が始まると、自宅にいる時間が短くなったり疲れたりして家のことに手がつきにくくなります。入社日までに部屋の整理や片づけをしておくのも、良い運動になるだけでなく、気持ちもリフレッシュできておすすめですよ。
やること2:自宅を出発する時間・帰宅時間を確認する

生活リズムを整える際、自宅を出発する時間や帰宅する時間が分かっていると計画が立てやすくなります。勤務開始の時間に余裕を持って到着できるように、自宅を出発する時間を逆算して調べておきましょう。勤務開始の何分前に到着するのが良いかは、職場の担当者や就労支援員に相談するのがおすすめです。
あわせて、仕事が終わってから自宅へ到着する時間も確かめておくと良いですね。家族と同居している場合は、帰宅時間の目安をあらかじめ家族に知らせておくと安心です。また、夜遅い時間帯の勤務なら、終電・終バスの時間に間に合うかどうかも確認しておく必要があります。
やること3:職場までの行き方を確認する

内定から入社日まで日数が空くと、うっかり職場までの行き方を忘れてしまうことも考えられます。いざ入社日になって、道に迷ったり降りる駅を間違えたりしないように、通勤経路を確認しておきましょう。
時間があれば、職場まで実際に足を運んでみるのも良いですね。職場に到着するまでの道に、立ち寄りやすいコンビニエンスストアなどがあるかどうかも分かっておすすめです。
なお、電車やバスで通勤する方は、定期券を購入しておくと便利です。出勤日数が少ない場合など、定期券を購入した方が良いかどうか分からない場合は、就労支援員に相談してみましょう。
やること4:通院スケジュールを調整する

通院のために仕事を休まなくて済むように、かかりつけの病院に連絡して通院スケジュールを調整しましょう。
帰宅時間や職場までのルートが確認できたら、仕事が終わってから通院できるかどうか確かめてみると良いですね。仕事帰りの時間に病院がもう閉まっている場合は、お休みの日に通院するように調整すると良いでしょう。
ただし、出勤前に病院に立ち寄るのはあまりおすすめできません。待ち時間が長くなったり診察が長引いたりして、仕事の時間に間に合わなくなるおそれがあるからです。通院も仕事も、慌てずに気持ちに余裕をもって臨みたいですね。
やること5:自分の職業について理解を深める

就職する企業がどんな会社なのか何となく分かっていても、具体的にどんな仕事をするのかまではイメージしにくいこともありますね。そこで、自分の職業や就職する企業について調べ、前もって理解を深めておくことをおすすめします。
職業に関する基礎知識はインターネットで手軽に調べることができる反面、口コミサイトなどには辛い面ばかりが取り沙汰されていることもあります。どんな仕事にも楽しいこと・辛いことがあるという心構えをもって、入社日を迎えたいものですね。
やること6:仕事に必要な物を用意する

職場には文具や備品が用意されていることが多いですが、自分だけで使うものは入社日までに用意しておくと慌てずに済みます。入社までは最低限のものを用意しておき、仕事をしながら徐々に追加していくのがおすすめです。
どんな仕事でも、作業手順やちょっとしたことを書き留めておくメモ帳があると便利です。歯磨きができる洗面所がある職場なら、歯磨きセットを用意しておくと休憩の後に気持ちを切り替えやすくなっておすすめですよ。また、認印も何かと使う機会があります。インク入りのスタンプ印なら、朱肉を使わなくて済むので便利です。
そのほか、仕事内容に合わせて揃えていきましょう。例えば、動いて汗をかきやすい仕事なら、タオルや汗拭きシートがあると便利ですね。立ち仕事の場合は、長時間立っていても疲れにくい靴を選ぶと良いでしょう。
デスクワークの場合は、電卓やペンといった小物をお気に入りのものにすると、仕事の時間も楽しく過ごすことができますよ。ただし、趣味に走りすぎた仕事にふさわしくないデザインのものは避けましょう。
やること7:職場へ提出する書類を用意する

入社すると、雇用契約の締結や社会保険の手続きがあります。年金手帳の提出を求められることがありますので、手元に用意しておきましょう。
また、職場から書類を受け取っている場合は、内容をしっかり読んであらかじめ必要事項を記入しておきます。分からないことは、就労支援員に相談すると良いですよ。
入社日までにやることは計画的に!
就労移行支援から障害者雇用で就職が決まった方のための、内定から入社日までにやることを7つご紹介しました。
ここでご紹介したことの他にも、職業や就職先によってはまだまだやることがたくさんあるかもしれません。安心して入社日を迎えられるように、職場の担当者や就労支援員とよく相談しながら準備を進めていきましょう。